彩色日記

その日を彩った出来事を毎日更新するブログです

予習。 2023.07.06

 一度でも本気でホームに飛び降りようと思った人がどれほどいるだろうか。ホームに入ってくる電車を見ながら「今降りたら電車止まれないだろうな、けど速度は足りてるかな」などと考えた人はどれくらいいるだろうか。

 

 日々、俗世のメリットがみるみる減っていく。川さえ渡れば予見できる嫌なイベント、将来への煩悩からも解き放たれる。要は良いことなんて大してないのに嫌なことだけ積み上がっていく。「そんな小さなことで」と感じられるようなものかもしれない。でも部屋を掃除しなければ塵が積もってゴミ屋敷になる。それと同じ。

 

 人間が生きる目的の究極は子孫をつなぐこと。これは遺伝子レベルで刻み込まれている。そんな中で将来結婚もできない私は生きている価値がない。私が遺伝子を継がせるためには夜道を襲うしかないのだ。

 

 自然の摂理として弱者は淘汰される運命にあるのだ。至極当たり前。1円と100円を並べられて1円を取る人がどこにいるというのだろうか。それと同じことが起きているだけ。なにも不自然なことはない。

 

 何も気にしないで、深く考え込まないで生きている人が羨ましい。私は死んだ後どれくらいの迷惑がかかるのかと葛藤してしまう。ノートいっぱいに血文字を塗りたくる人を見て、確実に演出だと思っていたが、今ではもしかしたら実在するかもと思ってしまう。

 

 最近はあまり文章を構成する気にもなれない。それを考えるほどの余裕がない。